社長ブログ

心で造る

衆議院が解散し、総選挙に成りました。新しい政党が生まれ、野党に大きな激変が起きていますが、その結果、今回の選挙は「保守」対「保守」の構造と成る様です。このような展開が起こるとは誰にも予想できなかったと思います。世界情勢が大きく揺れ始めている今、日本の未来に明るい道筋が見えて来ることを期待します。
アメリカでは、この夏、本土に巨大ハリケーンが相次いで上陸し、大変な被害が出ました。メキシコでは大地震が発生、スイスでは氷河雪崩の危機が迫っています。また地球全体においては、太陽フレアの異常な爆発による様々な影響も始まったとのこと。各国は政治も経済も悪化の道を辿っていますが、今後は自然災害の多発によって、もうそれどころでは無い状況まで追い込まれて行く可能性もある様です。
そのような視点で見れば、日本の現状はまだまだ感謝すべき状態なのかも知れません。世界全体の苦しい惨状や宇宙全体の視点から視る眼を持てば、きっと私たちは、日本の行くべき道を見出すことが出来ると思います。その道を早く見つけ、世界に(物質的かつ精神的に)貢献できる国に成りたい・・・。これが今の日本に生きる日本人の夢であり、役割ではないかと感じます。
私たちは、この宇宙に浮かぶ小さな1つの星の上に暮らしているという事実を、どこか遠くの事のようにしか感じていないのかも知れません。空中で超高速回転をしながら移動し続けている物体の動きに多少の変化(ゆらぎ)が生まれるのは当たり前です。まさか人間の暮らしの都合に合わせてちょうど良く加減をしてくれるハズはありません。私たちは何か固定化された安定世界の中で日々生きていると錯覚しているような気がします。
人間はそもそも安定した世界に生きる為ではなく、不安定、混沌、思うように行かない、矛盾だらけの世の中を生きる為に生まれ、その世界の中で、いかに自身の内面を強くするか、美しくするか・・・このチャレンジに生きているのではないかと思います。美しい蓮の花は、泥が無ければ育たない。嫌なものや都合の悪い出来事への批判や非難を超えて、その不都合の世界の中で(こそ)自らを育てていくのだ。そのような意思の力が大事だと思います。
世界に貢献する日本を造る為に必要なことは、政治や経済の前に、先ず私たち日本人一人ひとりが、日々の生活の中で、感謝の心を持って、今を懸命に生きて行くことだと思います。今の日本に生きている(生かしていただいている)ことへの感謝を持って・・・。今回の選挙の結果に関わらず、自分自身の心を大切に(正しく)育てて行くことが、結局その総和の日本を良い国にして行く近道に成るのではないか。私たち丸二も、建設業と言う大好きな仕事を通じて、自分自身の心を(日々1mmの前進で)正しく鍛えて行きたいと思います。「その心の総和が、お客様の素晴らしい建物を創造するのだ」と云う強い確信を持って。