2011.12.28
感謝
丸二は本日が納会です。今年も一年間、誠にありがとうございました。おかげさまで今年は、新築はもちろんのこと、リフォーム(増改築)だけでも1,000件以上の工事をさせていただき、大変多くのお客様とのご縁をいただきました。このご縁をより深く、より広くしていくことが、私たちの最高の喜びです。東日本大震災と言う未曾有の大災害のあった一年でしたが、人と人との絆はむしろ強まったように感じます。丸二は来年も、さらに多くのお客様とのご縁をいただき、「ありがとうございます」の心で、誠実に、「良き建築」造りに全力投球していきます。ありがとう御座位ます。
2011.12.20
丸二のリフォーム・増改築
先のブログで、当社の今年一年の受注件数が1,000件を超えたことを書きましたが、やはり時代のニーズとして、リフォーム工事、増改築工事が増加していることが大きな要因と思います。今までのような「スクラップ&ビルド」を繰り返すのではなく、今あるものを直して大切に使う時代になって来たのでしょう。東日本大震災も、その流れに拍車を掛けたようです。住宅業界もいよいよ成熟期を迎えました。
今あるもので直して使える建物は、綺麗にリニューアルすることで、財産価値を再度高めることができます。新築よりもコストを掛けずに建物価値を高められることは、オーナー様にとっても嬉しいことですし、社会的にも有意義なことです。一方、構造や骨組自体がもう老朽化している場合は、耐震補強をするか、やはり建て直しとなるでしょう。ここはプロの目が必要で、本当に危ないものは、きちんとゼロからの建設が必要です。
このようにして、今ある建物の状況によって、建て直し、補強、リフォームと、様々な方針が出て来ると思います。最近、特に多いのが、賃貸マンションのリニューアルです。築15年~20年を過ぎたマンションの外装と内装を全面的にやり直し、新築同様の状態に戻します。これにより、入居率の向上、家賃の安定化、耐用年数の延長が可能となります。さらに街並みの景観も改善し、地域社会にも貢献します。
最近では、屋上や屋根に太陽光発電を乗せるケースも出てきました。いざという時の電気の確保と共に、「売電」による収益事業という2つのメリットがあるからです。これも時代の流れです。また、建物(構造)の保護と、節電対策、結露対策、暑さ・寒さ対策として、「外断熱」改修の計画も出てきています。特に外壁がコンクリート打ち放しの建物の場合、そのニーズは高くなります。RC(鉄筋コンクリート)を外断熱にすることで、部屋の内部の結露が減少し、快適で、冷暖房に頼らない室内空気環境が生み出されます。停電対策にもなります。
建物内部のリフォームも、壁紙の張り替えから、間取りの変更、トイレ・キッチン・バス等の水回りの交換、手すりの取り付け、ドアの修理・調整、照明のLED化、アンテナ工事、配線工事、配管工事、棚の取り付け、手の届かないところの掃除、重い家具の移動・・・等、全面的なリフォームから、簡単に30分程度で終わるものまで、何でもやります。
内装材には、伊勢神宮の御遷宮ひのき(加子母ひのき)も多く使われています。これは産地直送なのでリーズナブルですし、間伐材の利用で、自然環境に貢献します。とても良いひのきの香りと神宮ひのきの安心感をお楽しみください。また、健康塗り壁(ダイアトーマス)の人気もどんどん上がっており、今までのようなビニールクロスをやめて、ダイアトーマスを塗られるお客様が増えています。これはとても良い素材で、健康的ですし、臭いや湿気も吸収しますので、例えばトイレや洗面所でも、いつも空気が爽やかで、壁も汚れません。
このような形で、丸二は新築工事と共にリフォーム・増改築工事にも力を入れております。開きにくいドアの調整、手すり一本の取り付けから大規模修繕まで、どのようなことにでも、丸二の社員が誠心誠意「ありがとうございます」の心で対応いたしますので、御気軽にお声掛けください。ありがとう御座位ます。
2011.12.19
家族愛の住宅造り
3.11以降、丸二では、1階がRC(鉄筋コンクリート)造、2階が木造の混構造(ハイブリッド)住宅を提案・推進していますが、特に最近になって、(徐々にですが)真剣にその価値をご理解いただける方々が増えてきました。これから住まいを建てて行く上で、本当に安全で健康で快適なものを(しかもリーズナブルに)求めた場合、木造の良さとRCの良さをハイブリッドした住宅が大きな位置を占めて行くのではないかと思います。
木造の良さとは、健康、快適、エコロジーであり、住む人の「心」を守ります。RCの良さとは、地震、水害、強風、火災等に最も強く、住む人の「命」を守ります。特に、福島原発の事故の影響は、今後も続くものと思われ、もしもの際には放射線を最も遮断するコンクリートの空間が家族の生命を守ります。同時に、木造の空間が無ければ、日本人が太古から継承してきた「和」の暮らし文化が荒廃するでしょう。丸二は、伊勢神宮の御遷宮ひのき(加子母の神宮ひのき材)で、木造部分を造ります。
このようなハイブリッド(混構造)は、ゼネコン系(RC)と工務店系(木造)の双方の技術を結びつけるもので、両方のノウハウを持つ丸二にとっては、得意な技術分野となります。1階がRCですと、見るからに安定感が増し、また2階が国産ひのき材の木造で、心が落ち着き、癒しの天守となります。上下階の音も、コンクリートで遮断されますので、二世帯住宅にも最適です。
いろいろな意味で、家族を守るための住宅を考えた時、ハイブリッド住宅は、その1つの答えになるでしょう。丸二は、「ANCIENT22」というネーミングで、「家族愛」をテーマに、混構造住宅の提案を行っています。ANCIENTとは、「古代」「いにしえ」の意味で、日本古来の暮らしと現代技術の融合のイメージです。基本プラン、価格等の詳しい資料等もありますので、住まい造りに「家族愛」の思いを込めたい方は、ぜひお問い合わせください。ありがとう御座位ます。
2011.12.17
「今」を楽しく
あっと言う間に12月になり、あと少しで、2011年の年の瀬を迎えます。今年は本当に大変な一年となりました。時代の変化を予感・予測しながらも、実際にそれが現実化して来ると、人間はやはり慌てて、狼狽し、動転し、不安と恐れを感じるものです。明治維新の時よりも、今回の方が段違いで大規模な改革になるようです。そうなるといくら歴史の教科書を読んでも、何一つ参考になるものは無く、また多くの識者がたくさんの本を書いていますが、結局、未経験の領域についての個人的な想像でしかありません。行きつくところは、自分自身の心の持ち様ではないかと思います。
復興需要とは言いながら、それは永続的なものでは無く、収益第一より貢献第一で臨むべきものですし、福島第一原発の様子も、最近何かおかしいらしく、事故はさらに進行しているのかもしれません。ヨーロッパやアメリカの経済危機も、もう乗り越える次元を遥かに超えているように見えます。日本も財政問題を抱えていますが、相対的には、国民性、経済力、技術力、歴史のどれをとっても、まだまだ強いものがあると思います。日本が安定していないと、世界が持たないのも事実です。
そのような中で発生した3.11の大震災は、一体どのような意味があるのでしょうか。いずれにしても、今までのシステムは終わり、まったく新しい世の中が生まれて来ると感じます。その世界では、今までのような虚業(実体のないマネーゲーム)が無くなり、生きて行くために絶対的に必要な実業(衣食住)だけが残ると言われています。それは、農業や林業であり、食べもの、衣服、住む場所であり、日々の日常生活をより健康的に、もっと豊かにするための新技術や精神科学です。
そうなると、現在の経済や世の中を牛耳っている「虚業」と、苦しみながらも薄利で努力している「実業」の主従関係が逆転するのではないでしょうか。お米や野菜をつくる人、山や自然を守っている人、良心的な「衣食住関連」を提供している人、(人々の生活を守るために)健康・エコ・バイオ等の新技術を一生懸命世に出している人などが、もっと豊かになり、尊敬される社会が生まれて来ると思います。この豊かな日本の国土で、美味しい農産物や美しい山々を育てながら、その自然の恩恵に感謝して、それぞれが(得意なもので)世に中に貢献し合う「互助の仕組み」が、きっと生まれて来るのではないかと。
そのようにして、2011年が終わり、2012年が始まります。今が苦しくても、新しい世界で花開く人がいると同時に、今が良くても、新しい世界で苦しむ人も出て来ると思います。最後は、自分自身の心の持ち様です。このような明治維新を超える大転換を経験するために、自ら望んで生まれてきた訳ですから、その瞬間、瞬間を楽しんで行きたいと思います。本当に、未来はどうなるのかは、誰にも分からないのです。決めつけてはいけません。だから、「今」を楽しく、明るく、ワクワクして行くことで、(自分自身の)良き未来を造ることができると思います。
今を不安に思えば、あるいは何か(外側のもの)に依存しているばかりでは、(来るはずの)良き未来も離れて行くかもしれません。自分自身の内側で、物の道理を理解し、それに則って最善を生き、その上で大自然(他力)に生かしていただくことだと思います。人間は結局のところ、自分だけ(人間だけ)では生きて行けないものです。いつだって大自然に生かされて生きています。空気が無ければ、全人類、即死です。そういう意味で他力が必要です。
でもその「他力」と共に生きることを、「自力」でやらなければなりません。そこを他者に依存しては、ダメだと思います。自らの日々の日常生活(経済活動)の様々な経験を通じて、自らの心を自力で磨き、鍛え、そして生き方を修正し、その上で、あとは自然界(他力)へ感謝し、生かされていることの認識を持つことだと思います。そうなると、「苦しいこと」が最高のプレゼントと分かります。自力を付けるための大切なメニューの一つと分かります。メニューはこなせば良いだけです。こなせば自力が付きます。こなせないメニューは出てきません(安心です)。私たちは、自力を付けるために生まれて来ているのですから、超ハッピーなことです。
このように、自らの精神革命こそが、今回の大変革の要ではないかと思います。これから世の中がどのような形体に変わろうとも、自分自身の内側さえできていれば、何も関係は無く、良き未来を造ることになると思います。3.11は、外形的には、経済や社会という外側のことの問題として見えましたが、本質的には、一人ひとりの心の内側への警笛だったように感じます。だから、そこを理解し、「今」に感謝をして、「楽しめる人」の勝ちとなるのでしょう。
丸二も、おかげさまで、今年も大変多くの工事をいただくことが出来ました。創立以来、初の受注件数1,000件を突破したのです。皆様に心から感謝いたします。「衣食住」の一角を担う職業として、その責任の重さを認識すると共に、次の新時代をリードする会社として、常に楽しく、新しいことへの挑戦をして行きたいと思います。いつも、ありがとう御座位ます。