2007.09.25
コーポラティブハウスから学ぶ
土曜日は、「コーポラティブハウス中野」の地鎮祭に出席いたしました。JR中野駅から徒歩10分程歩いた閑静な街並みの中で、いよいよ全10世帯のコーポラティブハウスの着工です。今回も誠心誠意の心で、ベストな現場を創造して行きたいと思います。尚、本工事は丸二にとって9棟目のコーポラティブハウスとなります。1棟目が2000年でしたので、7年を掛けてここまでやってきました。コーポラティブハウスの施工は非常に高度な技術力、対応力、共感力が必要です。各住戸がまったく違うオリジナルの設計となりますので、それらを統合しつつ完成度の高い施工をするには、まず品質面と運営面の両方に高い技術力が求められます。その上で、様々な事象に対しての対応力(これは現場のみならず会社としても)が必要です。コーポラティブハウスは、生き物のように大きく成長しながら完成に向かって行きますので、適時、適切な対応ができるかどうかが問われます。そして最後に、共感力です。このコーポラティブハウスという新しいシステムの素晴らしい社会性や将来性に対して、建設組合の皆様(建築主様)、設計者、施工者、コーディネーターが共通の思いを持って、共に造り上げていくというチームワークが最も大切です。私たち施工者が、そのチームワークを勝ち取るために最も必要なものは・・・やはり「信用」です。チームの一員として認めていただけるように、誠実な仕事を地道にコツコツ行っていく・・・。時間は掛かりますが、これしかないと思います。このことは、実はコーポラティブハウスのみならず、すべての工事についても言えることです。これからの建設業は、「発注者と業者」という関係から、「共によいものを創るチーム」という関係にならなければなりません。そのために私たちは、コーポラティブハウスから多くのものを学んでいます。この9棟目の「コーポラティブハウス中野」で、私たちはまたひとつ、大きな成長をしていきたいと思います。
2007.09.18
お父さんの会
先週の土曜日に、子どもが通っている学校の「お父さんの会」に参加してみました。なかなかこういう会に参加するのは勇気がいるのですが、なにしろ新しく発足ということなので、興味半分で行ってみたわけです。集まったお父さんたちは約20名くらい。幹事の方々はもっと集めたかったようですが、最初にしてはまずますでは。そこで実際何をしたかと言うと、なんと「ソフトボール大会」です!!40代以降のお父さんたちと校長先生、教頭先生、若い先生たちが、この炎天下の中で必死になってソフトボールをするなんて・・・!!と思いながらも、いざ試合が始まると真剣勝負に!!みんな2試合でクタクタでしたが、なかなか楽しい時間となりました。私も小学生の頃に少年野球をやっていたので、秘かにマイ・グローブを持っていき、おかげでフライもきっとり取れて、ホッとした次第です。そして終わった後は、お父さんたちが大好きな「懇親会!!」。結局、こういう流れですね。「軽く喉をしめらす程度に・・・」なんて言葉にだまされて、ノコノコ懇親会場に行ったら・・・ビールはいっぱい!ワインもあるし!料理もたっぷり!!結局、延々2時間の立食パーティーとなりました(ソフトボールより長い!)。その間、いろいろな人と話をしましたが、お互いに自分の子どもが何年何組で、どんなクラブで、誰が担任でという基礎的データーをよく分かっていなくて、かみ合わない感じもありましたが、みんなとても前向きで積極的で素晴らしいなぁと感心しました。中には、子どものことをしっかり分かっているお父さんもいて、見習わなくてはいけないと反省。パーティー中には、校長先生の楽しいお話や幹事さんたちの熱い思いも聞けて、「来て良かったな」と素直に思いました。次回は、ゴルフ大会をやるとか、飲み会をやるとか、駅伝をやるとか、お酒の勢いでいろいろと盛り上がっていましたが、今後もきちんと発展的に会が進んで行きそうです。私も、新しい出会いを求めて、ぜひ参加して行こうと思います。
2007.09.10
社長とは!
当社がお世話になっている人材採用会社「ワイキューブ」の安田佳生社長のセミナーレポートで、こんなことが書かれていました。
(以下抜粋)
◆できる社長の共通点とは?!
1、金使いが荒い
これは、お金の使い方が上手いということ。経営者の仕事は金をかせぐことではなく、金を使うことです。今価値のあるものではなく、将来価値を生み出すものに投資するべき。人材でいうと、余剰人員を抱えるということですね。何人の余剰人員を何年間置いておけるかが、会社の成長力といえるんです。
2、決断が早い
社長に必要なのは、判断ではなく決断です。いろいろなデータ、情報、事例を集めたうえでの判断なら誰でもできる。一方、確率がフィフティー・フィフティーの状況で、データがない、実績がない、前例もない状態で決めなければならないのが決断です。結局、確率がフィフティー・フィフティーなので、どちらを選んだほうがいいかなんて分からない。他社と差別化する唯一のポイントはスピードしかないのです。
3、働いている時間が少ない
経営者の仕事は、誰よりも働くことではなく、人を動かすこと。人に与えられた時間は平等に24時間しかありません。その中で、社員と同じように営業をしたり、会議に出ていては、経営をやる時間などなくなってしまいますよね。実働ではなく、お金と人材の戦略を考えるのが経営者の最大の仕事なんです。
(抜粋終わり)
う~ん、なかなか鋭いモノの見方で、「なるほど!」と思います。私自身はまだまだですが、このように言える域まで達するようにレベルを上げていく必要がありますね。ひとつの大切な基準として、勉強になりました。
ちなみに、「できない社長の共通点」の中に、
・ 人の話を聞かない
・ 何十年も前のスチールデスクを使い続けている
等がありました。これはハッとしました。「人の話」は聞いているつもりでも、それは相手が決めること。また、私のデスクもまさに「この状態」なので、そろそろ一新してみようと。まずは形から入ることも大事なので。
ところで最近、当社の社員さんたちの考えや思いを聞く場があり、いろいろと考えさせられました。もしかしたら、社員さんたちの方が「透明な目」でモノを見ているのかもしれないと。立場としてトップにいるからと言って、すべてを分かっているとは限らない。社長業のあり方も、これからどんどん変わっていくんだなぁと、つくづく感じました。
だから言えるのは、これからは「チームワーク」の時代だと言うことです。その「チームワーク」を機能させるために、トップによる先行投資や決断や戦略があると。
だんだんと分かってきた。この「分かってきた」という感覚が、私の一番の栄養です。
2007.09.05
10年掛けて作ったチラシ
今日の朝刊(武蔵野・三鷹地域の読売と日経)に丸二の新しいチラシを折り込みました。この地域にお住まいの方は、ぜひご覧ください。このチラシには、丸二の取り組み、商品・サービスが総合的に書かれており、完成までに約半年間掛かりました。しかしながら、本当に意味で掛かった年月は、実は「10年」なのです。
今から約20年前に、公共事業からの脱却を目指し、その後民間工事へシフトし、ローコストマンションの拡大を図り、ルネス工法を採用した「転換の10年」。その次の10年は、ルネス工法を軸に、「100年建築」(ルネス工法、外断熱工法、パワー・コンクリート工法)と「美と健康」(自然素材、建築医学、環境蘇生)をマスターし、本物の土地活用提案とリフォーム事業のメニューを取り揃えた「準備の10年」。この「準備の10年」の実績が、今回のチラシ(の実体、中身、智慧)を生み出しました。
「準備の10年」の次は「普及の10年」になります。足掛け20年にわたって、新しい時代の建設業をイメージし、その実現に向かって試行錯誤しながら前に進んできましたが、そろそろ普及期に入ります。この時を待っていました。お客様が本当に望まれる建築や土地活用、リフォームを広く普及することに私たちは全力をあげてまいります。チラシやホームページには、そのような強い思いが込められています。ぜひ、ご覧ください。そして、ご連絡をください。必ず心に響くご提案をお届けいたします。
2007.09.04
「建築医学」で人生の流れを変える
今年は、丸二の本社オフィスを「建築医学」のデザインでリフォーム中。9月には、残りの壁紙の張替えと、会議室のカーペット敷きを行う予定です。壁紙の色合いは全体的にイエロー系が中心ですが、アクセントとして一部に赤を使ってみようと思います。赤は意識の活性化、活発なコミュニケーション、元気、やる気を喚起しますので、社員さんが集まっておしゃべりする空間には最適ですね。色が人間の心や脳に与える影響については、いろいろな実験データーがありますので、それらを積極的に活用して、今後のお客様のご提案に活かしていくつもりです。
「建築医学」という言葉はまだ一般化されていませんので、なかなか分かりづらいかもしれません。例えば、まるい部屋でまるいテーブルを囲んで食事をすると、場が和み、和気藹々のコミュニケーションが生まれやすい。でも、四角い部屋で四角いテーブルについて食事をすると、堅苦しい場となり、盛り上がりにくくなります。これは、どちらが良いということではなく、その部屋の目的によって選択すればいいのです。場の「色」や「形」や「光」の具合によって、人の心や脳は無意識に影響を受けています。その影響をずっと受け続けることによって、場合によっては、健康になったり、病気になったりもします。
家は、家族の幸福を育む場ですね。いくら頑丈で格好良くても、住む人の心や脳に悪い影響を与えているとしたら、建てた意味がありません。家族の健康を守り、居るだけでくつろげて、いつでも帰りたくなる家を建てたいと思うのなら、「建築医学」の知識は必須です。丸二は、「人生の流れを変える建築」に挑戦していますが、「建築医学」もその大きな要素のひとつです。