社長ブログ

今、思うこと

ハイチの大地震、大寒波、JALの倒産、小沢氏と検察(マスコミ)の問題等・・・今年も1月にして、世界中で、日本で、さまざまな出来事が起きています。きっとこれらは、今年以降の大きな時代の方向性を示すものだと思います。地球環境の変化に伴う災害や異常気象の発生、大企業やブランド企業の衰退、そして「権力・支配」からの脱却です。このようなプロセスを経て、世の中は、「自然との共生」「人々の暮らしと生活を優先」「互助、助け合いの社会」「観光、第一次産業への回帰」「心の教育」「持続可能な社会」へと進んでいくと思います。多分、とても素晴らしい社会だと思います。
住まい、建築も、単なる物理的な「モノ」としてではなく、家族の<健康・安全・幸福>を積極的に創造する、ある種の「装置」としての場(住環境)に変化していくのではないかと考えます。何と言っても、次の時代は<医・食・住>ですから。医療(医学)、食事、住宅に対する考え方、常識、価値観が一変するのが、真の21世紀です。世界中の人たちの<医・食・住>が整えば、戦争も無くなり、競争も無くなり、安心と安全の時代が訪れます。それだけの技術も、素材も、すでに揃っています。あとは、今年から始まる大変革の流れに身を任すだけ。時代は今、そのようなゴールに向かって、着々と動いていると思います。
だから、今の時代を生きる人間として、一番大事にしたいのは、「良い方向に流れている」という自覚と、それに対する「感謝」だと思います。最近、「ありがとう」という言葉を積極的に使う人や企業が増えています。今は不況で、不景気で、大変な世の中なのですが、それでも、「ありがとう」の気持ちを大切にする人々が、身の回りに増えているのは確かな事実です。また、心のあり様や精神性について、自らの信条を語る人も増えています。実際、そういうことを人に言うのは恥ずかしいことですし、変に思われそうなので、なかなか口にすることは少ないですが、確かに、精神性を大切にしている人々が増えています。
実は、私たち一人ひとりの精神性や人間性が高まらない限り、世界が<医・食・住>で満たされることは無いのでしょうから、ゆえに、今の変革の大根本、大前提は、「人心改革」なのだと思います。不況や大地震も、この「人心改革」が終わると同時に、終了するのかもしれんません。だから・・・(自分ではない)誰かが変わることを期待するのではなく、「私」が変わることが早道なのでしょう。丸二も、「感謝」を大切な信条として、社員一人ひとりの心の成長を目指しています。これはもう、「1mmの前進」で、ほとんど目に見えません。でも、目に見えない世界にこそ、本物があると思います。