2007.11.06
前頭葉を活性化
先週、伊豆の宇佐美に行った時の写真です。朝の海岸でキラキラと輝く朝日が、静かな波の音と共に心と体の中にスーっと入ってきました。たとえ一時でも、このような自然との触れ合いの時間を持てるなんて、なんと幸福なことでしょう。時には東京を脱出するべきですね。
このように朝日や遠い風景を見ていると、脳の前頭葉が活性化します。前頭葉が活性化すると、物事を計画したり準備する力が高まると言われています。日々の生活やビジネスの中において、「計画・準備」ほど大切なものはありません。しかしながら、これは個人の問題であり、なかなか指導や教育がしにくい分野でもあります。
そう言えば、常に計画的に行動したり、段取りや準備を完璧に行っている人のことを思い起こすと、確かに旅行好きだったり、山歩きが好きだったり、自然との触れ合いの時間を多く持っているような気がします。その時に目に入る美しい風景や遠い景色が、きっと人間の脳を刺激し、何かしらの良い影響を与えているのでしょう。
つまり人間の脳は、環境によって大きく影響を受けるわけです。例えば、狭く、天井が低く、散らかっている部屋に居ると、逆に脳は停滞します。怖いことですね。このような視点で住環境を捉えた時に、「建築医学」という新しい設計技術が必要となるわけです。
もし住宅の中に、前頭葉を活性化するような仕掛けがあったら、とても楽しいですよね。日々の生活の中に、朝の海岸のキラキラと輝く朝日、静かな波の音・・・等をインストールできるなんて。「建築医学」とは、実はこういうことなんです。とてもワクワクしませんか!!
※当社が参加している「日本建築医学協会」の「設立一周年記念講演会」が11月23日(金/祭)に開催されます。ご興味のある方は、当社までご連絡をください。