2007.09.10
社長とは!
当社がお世話になっている人材採用会社「ワイキューブ」の安田佳生社長のセミナーレポートで、こんなことが書かれていました。
(以下抜粋)
◆できる社長の共通点とは?!
1、金使いが荒い
これは、お金の使い方が上手いということ。経営者の仕事は金をかせぐことではなく、金を使うことです。今価値のあるものではなく、将来価値を生み出すものに投資するべき。人材でいうと、余剰人員を抱えるということですね。何人の余剰人員を何年間置いておけるかが、会社の成長力といえるんです。
2、決断が早い
社長に必要なのは、判断ではなく決断です。いろいろなデータ、情報、事例を集めたうえでの判断なら誰でもできる。一方、確率がフィフティー・フィフティーの状況で、データがない、実績がない、前例もない状態で決めなければならないのが決断です。結局、確率がフィフティー・フィフティーなので、どちらを選んだほうがいいかなんて分からない。他社と差別化する唯一のポイントはスピードしかないのです。
3、働いている時間が少ない
経営者の仕事は、誰よりも働くことではなく、人を動かすこと。人に与えられた時間は平等に24時間しかありません。その中で、社員と同じように営業をしたり、会議に出ていては、経営をやる時間などなくなってしまいますよね。実働ではなく、お金と人材の戦略を考えるのが経営者の最大の仕事なんです。
(抜粋終わり)
う~ん、なかなか鋭いモノの見方で、「なるほど!」と思います。私自身はまだまだですが、このように言える域まで達するようにレベルを上げていく必要がありますね。ひとつの大切な基準として、勉強になりました。
ちなみに、「できない社長の共通点」の中に、
・ 人の話を聞かない
・ 何十年も前のスチールデスクを使い続けている
等がありました。これはハッとしました。「人の話」は聞いているつもりでも、それは相手が決めること。また、私のデスクもまさに「この状態」なので、そろそろ一新してみようと。まずは形から入ることも大事なので。
ところで最近、当社の社員さんたちの考えや思いを聞く場があり、いろいろと考えさせられました。もしかしたら、社員さんたちの方が「透明な目」でモノを見ているのかもしれないと。立場としてトップにいるからと言って、すべてを分かっているとは限らない。社長業のあり方も、これからどんどん変わっていくんだなぁと、つくづく感じました。
だから言えるのは、これからは「チームワーク」の時代だと言うことです。その「チームワーク」を機能させるために、トップによる先行投資や決断や戦略があると。
だんだんと分かってきた。この「分かってきた」という感覚が、私の一番の栄養です。