社長ブログ

建築医学入門


 先日発足した「日本建築医学協会」理事長の松永修岳氏が、「建築医学入門」を出版いたしました。建築で使われる素材・色・形・配置・空気・香り・間取り・デザイン等が、住む人の脳や体に対して、一体どのような影響を及ぼしているのか・・・このことが、確かな現代の医学的検証の下でまとめられています。これを読むと、「美と健康」に関心の高いLOHAS的な生き方を目指す方々にとって、建築は極めて重要な分野になって行くことが分かります。健康のために運動をしたり、食事に気を付けたりすることと同じように、(否、それ以上に)今住んでいる「場」を整えることに意識が向き始めることでしょう。「建築医学」というノウハウは、今後、個人の住宅やマンションをはじめ、オフィス・学校・病院・各種施設に導入されて行くと思います。なぜならば、建築技術によって「場を整える」ことで、人間の脳と体が(医学的に)活性化し、美と健康、さらには安全で美しい社会づくりが実現するかもしれないからです。これは、建設業界にとっても素晴らしい未来への切符となるのではないでしょうか。このような情報が社会に浸透するのは、意外と早いと思います。私たちも、この時代の流れに間に合うように、しっかりと身に付けて行きたいと思います。