2006.08.19
ハイコンセプト
話題になっているダニエル・ピンク氏の「ハイコンセプト~新しいことを考え出す人の時代」を読みました。これからは「第4の波」の時代~「情報化社会」から「コンセプチュアル社会」へ~デザイナー、プロデューサー、カウンセラー、総括的に物事を考えられる人の時代~右脳主導指向型、瞑想と精神性の時代へ。このような大きな波は、当然ビジネス社会も変えていく。その変化に取り残されないためには「6つの感性」が必要→①「機能」だけでなく「デザイン性」 ②「議論」よりは「物語」 ③「個別」よりも「全体の調和」 ④「論理」ではなく「共感」 ⑤「まじめ」だけではなく「遊び心」 ⑥「モノ」よりも「生きがい」 ・・・以上の「6つの感性」は、これからのビジネスの流れを大きく変えて行く。特に「デザイン性」については、建築の分野でも重要です。商品は「実用性」と「有意性」の組み合わせでできている。「実用性」とは「機能」そのものであり、「有意性」とはこの機能性を越えた美的アピール=「デザイン」である。「実用性」は「左脳主導思考」であり、「有意性」は「右脳主導思考」である。つまり、これからは右脳主導思考で「デザイン性」を高めていかないと、モノは売れなくなるということ。この流れは、すでに実感として強く感じています。私たちも、「ルネス」や「外断熱」等の「機能」に加えて、新たに「風水デザイン」を取り入れ、美しくて精神性を高めるデザインの実現を目指しています。この流れは本物だと思います。