社長ブログ

コンクリートと水

耐震強度偽装問題に関して、数日前からニュース等で、「シャブコン」という言葉が出てきました。シャブコンとは、コンクリートを型枠に流し込みやすくするために、勝手に「水を加え」、やわらかくしてしまうことです。これにより、工期短縮とコストダウンを図ろうとするわけです。当然、違法です。鉄筋を入れないだけでなく、コンクリートも薄めていたのではないか・・・そういう疑惑が出てきました。建設会社の良心はどこに・・・。本当に、残念でなりません。丸二の場合は、先日のブログ等でご紹介した通り、まったく逆で、「水を減らす」方向にいるわけです(=スランプを小さくすること)。当然、施工には手間が掛かり、コストも上がります。それでも尚、構造の本来の力をより高めるために、手間を掛けて、汗を流して、コンクリートを打設しているのです。この違いは、一体どこから生まれてくるのでしょうか。私は、「生かされている」ことを認識しているかどうか・・・これが大きな分かれ目ではないかと思います。生かされていることを、絶対に忘れない。その理念をもって、丸二はさらに一体化してまいります。